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■ 役者
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いわゆる「役者」と呼ばれる俳優や女優とは、テレビや映画、舞台で演技をする人のことです。脚本や台本にそって喜怒哀楽を瞬間的に表現し、架空の人物や実在の人物の役になり切ってドラマや劇の中の人物を演じます。
「映画俳優」「舞台女優」「喜劇役者」「歌舞伎役者」など、活躍する分野や演じる役柄によって、さまざまな呼ばれ方をします。最近では、役者とバラエティタレントをこなす人や、歌手・タレント・モデルなどから役者に転向する人、またその逆の人たちも多く、役者という職業の幅や枠組みも広がってきています。
役者と一口に言っても、レベルはさまざまです。主役を演じるような「スター」「大御所」と呼ばれる人もいれば、主人公たちの後ろで背景の一部として演技をする「エキストラ」まで、数多くの役者が集まってひとつの物語を演じます。基本的にはどの役柄も必要不可欠なものですが、やはり自分自身が話すセリフを持って、物語で重要な役割を果たす人物を演じるのが、役者の夢でありやりがいであるといえるでしょう。
役者としてデビューしたいと考えている人は、かなりたくさんいます。それだけに非常に競争の激しい世界だといえます。また実際に役者になれたとしても、「誰もが知っている」というような人気を得るには人一倍の努力が必要です。演技の世界では「笑い3年、泣き3ヶ月」といわれることもあります。自然な表情をつくることは、それほどむずかしく、常に自分自身で研究する向上心が必要なのです。
また演技の勉強のためには、演劇やダンス、歌、さらにさまざまな本や芸術に触れながら、常に「自分なら、どう表現するか」ということを考え、表現力や感覚を磨かなければなりません。一度人気が出たからといって、そのまま努力をしなければ簡単に飽きられ、忘れられてしまう。それほどきびしいのが、役者の世界なのです。
劇団などに所属する役者の中には、アルバイトなどで生活費を稼ぎながら、役者としての経験を積んでいる人もたくさんいます。いわゆる「下積み」の時代には、つらいことがたくさんあるかもしれません。しかし、頑張って実力が認められれば、その分大きな見返りがあります。もちろんお金がすべてではありませんが、スターと呼ばれる人たちのギャラ(収入)は、想像をこえる金額だといわれています。才能も大切ですが、「役者として表現をしたい」という強い意思を持つことが役者として成功するための条件だといえるでしょう。
ドラマは、自分1人だけではできません。ほかの役者や監督、ディレクター、さらに「裏方さん」と呼ばれる多くの人たちがいて、はじめて完成するものです。もちろん自分の個性や自我がなければ、役者として成功することはできませんが、協調性や豊かな人間性がなければ、役者として長い間活躍できるすることは難しいといえます。
また周囲のスタッフや視聴者が求めているものを理解して、瞬間的に敏感な反応ができる自己表現力も役者に必要です。さらにたくさんの人を前にして役を演じることが多いので、度胸や精神的な強さも求められます。
最近、国内はもちろん海外でも活躍している日本の役者が増えています。アジアをはじめ、欧米の映画に出演する役者の活躍をみなさんもご存知でしょう。また映画など、海外で高い評価を得ている日本映画もたくさんあります。このような環境が整ってきたことで、これから役者を目指す人の可能性は大きく広がってきたといえます。「ショーほど素敵な商売はない」という映画があったように、多くの人に感動を与え、世界中の人を感動させることのできる役者の仕事は非常に魅力的な仕事だといえます。
俳優・タレントになるには?
役者になるには、基本的に自分自身の演技力などが重要視されます。特に決まった進路などはありませんが、劇団やプロダクション所属の養成所、演出家やタレントなどが主宰する演劇学校に入って役者の勉強をするのが一般的です。オーディションに合格しなければ所属できないことが多いので、自分なりの感情表現などを身につけておいたほうがよいでしょう。
また有名な役者の付き人として経験を積む方法もあります。いずれの場合も、各種オーディションなどを受けて、「役」を獲得しなければなりません。才能や将来性を認められれば、大手劇団や芸能プロダクションに所属することになります。
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